クラブヘッドの入れかた

フェード系の人、ドロー系の人、人によって自分の好きな(あるいはどうしてもそうなっちゃう)「持ち球」があります。

インパクトはスイングが作る。
スイングはインパクトによって作られる。

インパクトとスイングはリンクします。初心者の方が教わった通りに振ると、ポンと柔らかい素直な球が出るのは、前者の理屈。経験者の人でも、新しいクラブを試打したときとか、障害物がなくてプレッシャーフリーの時にいい球が出るのは、スイングでインパクトを作っている時でしょう。

でも邪念が入ってしまうと、フェースがどういう向きの時に球に当てたいか、当たったあとクラブで球をどう運びたいか、インパクトの最後のその瞬間に自分の「我」が出て、フェースを閉じるのを忘れたり、上からかぶせたり、外から球の内側をこすったり…。つまり「こうすればうまく当たる」というイメージが先行してインパクトにフォーカスするあまり、コース上でプレッシャーがかかると、スイングやテンポが自然と変わってしまうのではと思います。

「あなたは球にどう当てたいですか?」

と最初のレッスンの時かならず聞くようにしてる、というプロ仲間がいました。聞かれてすぐに答えられる生徒さんは少ないかも?笑 でもこれはスイング調整のキモです。私の仕事は、その方の「どう当てようとしているからミスが出るのか?」を見つけて、スイング調整ののち、違う球の当たり方・クラブの入り方を体感していただき、「あれ?今のはいつもと感覚が違うんだけどナイスショットが出た!」と感じていただくことだと思います。

<レッスンで>
アドバイス→「えっそうやるの?そうなの?」→「ダマされたと思ってやってみてください」→(しぶしぶ打つ)→ビシッ ナイスショット!→「えっ?なんで?いま何した?」キョトン

これが、レッスンがうまく行った時の私の醍醐味です。もちろんどうしてそうなったか、理論と練習方法、直した場所もちゃんとお伝えします。

Life is short. Live well and play well 🙂

Pocket